2011年 06月 09日
心と身体に優しい食材紹介 < 第10回 トウモロコシ > |
今回も引き続き当校顧問となられました薬学博士の水野瑞夫先生御著書「薬食同源 食効」より「トウモロコシ」についてご紹介致します
トウモロコシは1年生の大型草本で、夏に茎の頂に雄花を10数本に分岐した花穂に多数つけます。雌花は茎の中ほどの葉のつけ根(葉液)につきます。紡錘状の太い芯に雌花が規則正しく配列しています。トウモロコシは自花不和合性で、雄花が先に熟し、1~2日後に雌花が開き自家受粉を防ぐようになっています。
<薬効と使い方>
薬用にはおもに毛を使います。利尿、腎機能の改善、むくみ、黄疸、肝炎、胆のう炎、胆血石、糖尿病などに薬効があります。毒性の少ない安全な利尿剤で、妊娠時のむくみにも用います。緩下(かんげ)作用も若干あり、便秘にもよいとされ、お茶の代用としても用いられます。1日量は5~10グラムに水0.5リットルを加えて煎じ、約半量まで煎じつめてこし、1日3回に分けて食間に服用します。中国では毛を玉米須(ぎょくべいす)、玉蜀黍蕊(ぎょくしょくずい)、棒子毛(ぼうしもう)といい、生のまま1日量を30~60グラム(乾燥したものの5~10グラムに相当)を煎用します。ヨーロッパでは太りすぎに柔らかい毛を生のまま食べると、効き目があるとされています。
<性味> 平/甘
<食効> ・利尿
・胆肝炎治療
・減肥、緩下
トウモロコシは1年生の大型草本で、夏に茎の頂に雄花を10数本に分岐した花穂に多数つけます。雌花は茎の中ほどの葉のつけ根(葉液)につきます。紡錘状の太い芯に雌花が規則正しく配列しています。トウモロコシは自花不和合性で、雄花が先に熟し、1~2日後に雌花が開き自家受粉を防ぐようになっています。
<薬効と使い方>
薬用にはおもに毛を使います。利尿、腎機能の改善、むくみ、黄疸、肝炎、胆のう炎、胆血石、糖尿病などに薬効があります。毒性の少ない安全な利尿剤で、妊娠時のむくみにも用います。緩下(かんげ)作用も若干あり、便秘にもよいとされ、お茶の代用としても用いられます。1日量は5~10グラムに水0.5リットルを加えて煎じ、約半量まで煎じつめてこし、1日3回に分けて食間に服用します。中国では毛を玉米須(ぎょくべいす)、玉蜀黍蕊(ぎょくしょくずい)、棒子毛(ぼうしもう)といい、生のまま1日量を30~60グラム(乾燥したものの5~10グラムに相当)を煎用します。ヨーロッパでは太りすぎに柔らかい毛を生のまま食べると、効き目があるとされています。
<性味> 平/甘
<食効> ・利尿
・胆肝炎治療
・減肥、緩下
by minnanoyakuzen
| 2011-06-09 16:50
| 食材紹介